合田圭介取締役および新田尚代表取締役らの共著論文" Direct evaluation of antiplatelet therapy in coronary artery disease by comprehensive image-based profiling of circulating platelets"が、科学誌「Nature Communications」オンライン版に掲載されました。
この論文では、207名の冠動脈疾患患者から採取した血液内の循環血小板凝集塊を、マイクロ流体チップを用いた高速流体イメージングにより大規模撮影し、AIを使って画像解析することで直接的な血小板機能評価を行いました。その結果、冠動脈疾患患者では健常者と比較して、血小板凝集が亢進し、抗血小板薬の数に応じて血小板凝集が抑制され、さらにそれらは静脈と動脈のいずれの部位においても同様に認められることを示しました。この結果により、冠動脈疾患患者のスクリーニングや、抗血小板療法の個別化、最適化、非侵襲モニタリングへの貢献が期待されます。
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