合田圭介取締役および新田尚代表取締役らの論文"Best practices for reporting throughput in biomedical research"が、科学誌「Nature Methods」オンライン版に掲載されました。

この論文では「スループット」の報告様式についての解説および提案を行っています。近年のライフサイエンスでは多量のデータを収集して解析を行う手法が広く活用されており、単位時間あたりの処理量を示すスループットという用語は広く用いられております。しかしながら、例えば情報通信などの業界ではスループットに厳格な定義が存在する一方、ライフサイエンス分野では共通の定義が存在せず、曖昧な使われ方や濫用が散見され、業界の健全な発展に支障をきたすものと懸念されました。本論文は、遺伝子解析や細胞計測などの専門家が集まってライフサイエンス分野におけるスループットの報告様式について検討し、その結果をベストプラクティスとして提案したものです。CYBOは細胞解析のエキスパートとして、業界の健全な発展に引き続き貢献します。